「新時代を生き抜く福高生」
福島高校教頭の椎木一也と申します。串間市をはじめ、多くの地域の皆様に支えられ、福高生は元気に学んでいます。地域の皆様には、日頃より多大なる御支援をいただき感謝申し上げます。
現代はVUCAの時代と言われています。VUCA とは、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字をとったもので、これからは、不確実で予測困難な時代と言われています。
これからの不確実で予測困難な時代を生き抜くためには、まずは激しい時代の予測ができるための知識や情報力が求められます。さらに、激しい時代の変化に対応できる対応力が求められます。そして、複雑に絡み合う状況に対応するための複眼的思考力が求められます。そして、曖昧で正解のない問いに立ち向かっていくために自分自身で考え抜く力が求められます。
そのような時代を生き抜くために、福高では自らが積極的に地域課題に取り組む学校設定教科「地域創生学」を学びます。それぞれが試行錯誤をしながら、正解のない問いに立ち向かい、自分自身で考え抜く力を育てます。また、日頃の授業や学校行事、部活動、生徒会活動などの学校生活に主体的に取り組んでいくことで、社会を生き抜く知識や複眼的思考力、対応力等を育てます。失敗を恐れることなく、毎日を全力で駆け抜けていく生活を送れるよう、教職員が一丸となって福高生の人間力を育成していきます。
3年間の学びを終えた後、串間市や世界の未来を支える人材として、これからの時代に真正面から立ち向かっていってほしいと願っています。
今後とも福高生のさらなる成長を御期待ください。