校長 吉田重樹
本校は、大正12年(1922年)、宮崎県福島高等女学校として設立され、昭和23年の学制改革により宮崎県立福島高等学校として開設、令和4年(2022年)に創立百周年を迎えた宮崎県内屈指の伝統校です。
「勉励」「忍耐」「明朗」の校訓のもと、これまでに15,000名を超える卒業生が巣立ち、全国各分野で活躍しています。そのなかには、昭和51年、第58回全国高等学校高校野球選手権大会(夏の甲子園)に本校が初出場した際、3番セカンドとしてスタメン出場し、卒業後はプロ野球選手として活躍、引退後は監督として千葉ロッテマリーンズを日本一に導いた西村徳文さんもいらっしゃいます。また、昨年度は現役で京都大学への合格を果たすなど、生徒一人一人が自分の進路実現を果たしています。
現在、福島高校は、「郷土を愛し、夢や志の実現に向けて、挑戦する人を育む学校」の経営ビジョンを掲げ、Ⅰ学力の向上、Ⅱキャリア教育の充実、Ⅲ部活動・特別活動等の充実を3つの柱として日々、教育活動に励んでいます。平成29年度からは、宮崎県内唯一の連携型中高一貫教育校としての教育をスタート、教科指導はもちろんのこと、串間市立串間中学校を始め、市内全小学校や串間市役所その他、地域と緊密な連携をしながら「地域創生学」「地域創生学探究」において探究的な学習を展開しています。
中学生の皆さん。福島高校は、9学級、生徒数約200名の小規模校です。しかし、生徒一人一人に少人数授業をはじめとしたきめ細やかな指導が行われ、串間市からも多くの支援をいただいている大変恵まれた環境にある学校です。校庭にある福島高校のシンボル・欅の大木のように、大地に深く根を張り、どこにいても存在感のあるスケールの大きな人間となるべく、一緒にまなび、部活動、生徒会活動に汗を流し、キラキラと輝く青春の一コマをここ、福島高校で過ごしましょう。在校生、職員全員で待っています。