入学式【校長式辞】

本校のシンボルであるケヤキの木が、色鮮やかな緑に映えるこの佳き日、串間市長島田俊光様をはじめ、多数のご来賓をお迎えし、令和4年度の入学式を挙行できますことはこのうえない喜びであり、心より感謝申し上げます。
ただいま入学を許可された75名の新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。在校生、教職員ともども、心から皆さんを歓迎します。皆さんは、新型コロナウィルス感染症で様々な行事が中止になる中、しっかりと勉強や部活動に取り組み、伝統ある福島高校の生徒として、多くの仲間とともに学ぶことを許されました。本日の喜びは、皆さんの努力の結果であることはもちろんですが、ご家族の方々をはじめ、小中学校でお世話になった先生方など皆さんを支えてくださった多くの方々のおかげによるものでもあります。このことを心に刻み、感謝の心を持って、高校生活を歩み出してください。

さて、本校は、今年で創立100年目を迎える伝統ある学校です。普通科、農業科、家庭科、商業科などの学科を経て、現在は普通科のみの高等学校として現在に至ります。2017年には、串間市立串間中学校と宮崎県初の連携型中高一貫教育校となりました。この長い歴史の中、一万五千人を超える卒業生を輩出しました。その卒業生は、今やスポーツ界、産業界、経済界、教育界など、あらゆる場所で活躍しています。また、昭和51年には、野球部が全国高等学校野球選手権大会への出場も果たしています。今年が創立100周年目ですが、記念式典は来年11月に行います。その中心になるのは君たち新入生です。準備など大変なこともあると思いますが、どうか、皆さんの協力をお願いしたいと思います。

私から、入学式にあたり、新入生のみなさんに伝えたい言葉があります。それは「失敗を恐れずに、様々な経験を積み重ねて、自分の夢を実現する」ということです。トライアンドエラーという言葉があります。トライし、失敗や成功、反省を繰り返しながらも目標に向かって着実に進むことです。大切なのは、結果ではなく、なぜ失敗したのか、成功したのかをチェックすることです。その経験を次に生かすことが大切なのです。本校には、学校設定教科に「地域創生学」「地域創生探究」があります。これは、地域の良さや課題を調べ、その良さを生かすアイデアや、地域の課題を解決する方策について、高校生の立場から考え、企画し、提案していくものです。この科目は、福島高校独自のものです。このような経験をすることで、将来君たちが社会で、仕事をしたり、地域活動等をする中で、様々な問題にぶつかったときに、それをどう乗り越えていくのかという礎になります。そして、地域の良さや課題を知ることにより、将来、この串間の地に戻ってきたり、串間市で事業を始めたり、串間市から世界に発信する人も出てくるでしょう。そのことを知った地域の大人達が、「俺たちも動かんといかん」と考え、人が地域が活性化するのです。ぜひ、地域創生学、地域創生探究並びに、様々な学校行事などを通じて、何かを創り上げること、創造することの大切さを学んで欲しいと思います。
もちろんそのためには学力が必要です。学力をつけるために一番大切なものは授業です。授業に集中し、日々の課題や予習、復習に取り組み、理解できなかったことを次の日に残さず、その日のうちに解決していくことを心がけてください。福島高校は、生徒全員の夢を実現するために、生徒、職員が一つになり、保護者、地域の協力を得ながら、教育を進めていきます。福島高校の先生方を信じて、勉強や部活動、課外活動に取り組んでください。また、高校で出会う友だちは一生の宝です。苦しいとき、楽しいとき、友だちと一緒に悩み、喜び、感動して欲しいと思います。福島高校での三年間が、君たちの人生の中で、貴重な三年間となるように、本校の校訓である「勉励」「忍耐」「明朗」の精神をもって一日一日を過ごして欲しいと思います。
保護者の皆様、本日はお子様のご入学、誠におめでとうございます。高校三年間は、人生の方向性を決定する大切な三年間です。困難に直面したり、判断に迷う時もあるかもしれません。どんなときでもお子様が安心して学校生活を送ることができますよう、家庭と学校が連携して、お子様の成長をサポートしていきたいと考えております。私たち教職員は、お子様の夢の実現のため、全力で支援してまいります。保護者の皆様におかれましても、本校の教育方針を十分にご理解いただき、ご支援、ご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
最後になりますが、新入生の皆さんが夢と希望を持って高校生活を送られんことを祈念し、式辞といたします。

令和4年4月9日
宮崎県立福島高等学校 校長 那須雅博

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