令和4年6月20日(月)、直木賞作家である今村翔吾様の講演会を、串間市文化会館で全校生徒対象に行いました。今村先生から、「道なき道を行く」という言葉をいただきました。果敢に人生に飛び込んでいく、その姿勢を私自身も持ち続けたいと思いました。今村様ありがとうございました。その際の講師紹介です。ご覧ください。
<講師紹介>今村翔吾先生を紹介します。今村先生は、1984年(昭和59年)に京都府でお生まれです。ダンスインストラクター、作曲家、守山市埋蔵文化財調査員を経て作家デビュー。「童神」で第10回角川春樹小説賞を受賞。後に「童の神」と改題されています。その後、直木賞候補に2回ノミネート。2022年に「塞王の楯(さいおうのたて)」で第166回直木三十五賞(通称直木賞)を受賞されました。現在は、講演や、TBS報道番組Nスタのレギュラーコメンテーターとして出演したり、大阪で書店経営を行っておられます。47都道府県をまわる「今村翔吾のまつり旅」と表して、118泊119日で駆け抜けてらっしゃいます。
ツイッターもされており、私もフォローさせていただいています。直木賞受賞の報告があったときの動画には、涙を流しながら喜んでおられる今村様をみて、私も熱いものがこみ上げてきました。いままでの語り尽くせない努力、大げさかもしれませんが、命を削ってまでの執筆活動、いろいろな思い出がその涙にはあったことと拝察します。ぜひ、生徒の皆様も機会があれば、今村先生のツイッターをご覧ください。あるラジオのインタビューで、今村様が次のようにおっしゃられていました。「僕はいつも、現代が問題としていることだったり、現代の人々が欲していることは何かということを、まずテーマとして決めて、それに見合った歴史的舞台とか人物は何かっていう、逆算で決めていくパターンなんです。だから、先に織田信長を書こうとか、秀吉を書こうとかっていうふうに思ったことは一度もないんです。」今村先生が、執筆活動を通して読者に伝えたいメッセージは何なのか、どのようにそのメッセージから題材を決めていくのかについても、ぜひお聞かせていただければ幸いです。